そうだ、蛙を飼おう!

三洞の三洞らしき日々

ここ何年か、夏になって雨が降ると、蛙の鳴き声が聞こえます。

大宮駅から徒歩5分のところに住んでいますので、田んぼもありませんし、川や池もありません。
近所の家で飼っているのでしょうが、窓から顔を突き出して聞いてみても、どの家から聞こえるのか特定できません。

蛙がいる・・・・・・私にはそれがとてもうらやましいのです。

子供の頃は、蛙だろうが虫だろうが魚だろうが、小さな生き物は何でも大好きでした。
こうしたものの捕獲は、何より楽しい遊びでした。

大人になってから、特に蛙が好きになりました。
会社にあった水槽雑誌(・・・・・・って言うのかな? 水槽で魚を飼う人が見る趣味の雑誌です。広告代理店だから、ものすごく色々な種類の雑誌が散らばっていました)で、蛙の飼育水槽を見て、そこに写っていた蛙がものすごく欲しくなったのです。

飼おうと思えば飼えるのですが、死んじゃったら大ショックだと思うとなかなか踏み切れず、そうなると色々な代替案を考える私は、田んぼや川にいる蛙を捕まえてきて、庭に放せばイイのだと思いました。

数年前、実際に弟に蛙を捕ってきてもらって、庭に放したことがあります。
一夏ぐらいは姿を見かけましたが、みんな死んでしまったようで、翌年は姿を見られませんでした。

蛙と言えば、もう10年以上前の話になりますが、近所のどこかに、大きなヒキガエルが棲みついていたことがありました。
帰宅途中に、何度も姿を見かけたのです。
最初に見かけたときは、石の作り物かと思いましたが、近づいて触ってみると、本物だったので驚きました。
その頃はまだ小さかった息子に見せてやろうと、勇んで家に持ち帰りましたが、「ウワ~!」と驚き喜ぶ姿を想像していたのに、ビビッて顔を引きつらせるばかりで、少しも喜んではくれませんでした。

「道路の真ん中に居ちゃダメだぞ。踏まれて死んじゃうからな。ここに棲んでいなさい」と、庭の物陰に放してやりました。
その後、ウチの庭からは出て行って、元の住処に帰ったようですが、以降、何年か姿を見かけ、その度に、「ああ、生きてたんだ!」と安心しました。
しかしそれは3年ぐらいの間のことで、以降は姿を見ることもなくなりました。

そして今年。
近所から蛙の声が聞こえるようになり、再度挑戦することに決めました。
庭には、メダカ水槽も、睡蓮鉢もあります。
さらに水場を増やすことも可能です。

だから、田んぼにおたまじゃくしが大発生したら、それを網ですくって来て、庭で飼えばイイのです。
すぐに蛙になって、ゲロゲロと鳴いてくれるでしょう。
上手く行けば、冬眠して冬を越してくれるかもしれません。

来年、庭の水場に蛙の卵を発見したら、どんなに嬉しいだろう・・・・・・と想像したら、それだけでものすごく幸せな気分になれました。

男ってのは、50歳になっても、こんなことが大好きな生き物なのです。




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