ここ5年ほど、生命保険コンサルティングの仕事をセーブして来ました。
理由は簡単。
たくさんの方々からご依頼をいただいて、お待たせする期間が6ヶ月を超えてしまったからです。

6ヶ月というのは、少々問題があります。
生命保険の「契約年齢」が上がってしまうのです。

もちろん、1週間、1ヶ月待ちでも、誕生日が迫っていれば契約年齢は上がってしまいますが、「平均が6ヶ月待ち」だと、半数のお客様がその状況になってしまう・・・。
それは避けたかったのです。

5年間もセーブしていたので、最近はお待ちいただく期間は1ヶ月程度になっていますが、しかし、ありがたいことに、2週間ほど前から生命保険コンサルティングのご依頼が急増しています。
理由は不明ですが、過去にもこうしたことは度々ありました。
どこかの強力なサイトが紹介して下さったのでしょう。
しかし一方で、少々焦りの気持ちが芽生えてしまっています。
8つの仕事をしているので、「お待たせ」のお客様が増えてしまうと、気持ちが落ち着かないのですよ。
こうした状態は精神的によくありません。

そんなわけで、頭の中は生命保険関連の文章が渦巻いています。
そこで今日は、久々に少々辛口の生命保険の話をさせていただきます。

飾り

昨日、店でネットを見ていて、「正しい学資保険の選び方」といったスポンサーリンクを発見しました。
頭の中が生命保険だらけなので、すぐに反応して、クリックしてみました。

で、いきなりですが、そもそも「正しい学資保険の選び方」という言い方をしているだけで、「ああ、ダメだな」ということになってしまうのです。

これは、正しいコンサルティングが出来る人(ごくごくわずかしか居ないのでしょうが)なら、皆さん即座に同意してくれます。
そうですよね、スウ3、ジョニーちゃん、ホンマちゃん、ササイさん、米さん……。

こうした間違った言い方を平然と表出させてお客さんを引き寄せようとするのは、

 1、ただ契約を取りたいだけ。内容やコンサルティングは関係ない。
 2、ものすごく知識不足

のどちらかでしかありません。

一応、確認のためにリンク先を見てみました。
とっても良く出来たホームページでしたし(かなりお金が掛かっているのでしょう)、スタッフの方々の写真を見ても好感が感じられます。

平均的に見れば、業務内容のレベルも決して低くはないような気がします。
だから、そのサイト(会社)を非難する気は毛頭なく、あくまで一例として話をします。

サイトには「お客様のためにならなければいけない!」というような宣言が大きく書かれていました。
もちろんそれは当然ですが、しかし、「正しい学資保険の選び方」という「間違った言い方」をしていることと、その宣言は、残念ながら根本的に矛盾しているんですね。

ホント、残念だな~と思います。

でも、ある程度の好感は持ちながらも、やはり、「これはマズイだろ?」という表現もありました。
「間違った学資保険の選び方」として、「満期の時期が合っていない」という項目があったのです。

普通レベルの知識がある保険販売人(これもごくわずかしか居ませんが)ならすぐに分かるでしょうが、子供の入学と満期の時期が半年や1年違っても、そこには何~~~の問題もありません。
でも、そのサイトには、「19歳で満期だったら、大学入学に間に合いません」なんて書いてある。
数少ない「本当のプロ」から見たら、「笑っちゃうね」の文章です。
こんなことを書いちゃうと、「上手いこと言って売りたいだけジャン」と思われてしまっても仕方ないですよ。

念のため、一般消費者の方々に言っておきますと、満期保険金や祝い金というものは、ある時に突然発生するものではなく、期間に応じて貯まっているものなのです。
さらには、商品や設定によっては、満期時よりもその直前の方が返戻率がごくわずかに良かったりする場合もあるのです。
だから、入学金の必要な時期が満期よりも半年や1年ぐらい前であっても、その時に解約して解約返戻金を受け取ればよいだけのことで、満期の時期が入学の時期にピッタリ合っている必要なんてサラサラありません。

それなのに、「満期の時期が合っていないからこれではダメですよ!」なんてことを、したり顔で言って、新たな保険を売っているとすれば、それはかなりレベルの低い販売方法だと断言して良いでしょう。

結局は、私がどの本にも書いているように、「商品選び」という考え方そのものが、根本的な勘違いであり、間違った販売方法なのです。

生命保険は設計がすべて。
商品選びは設計のための部品選びであり、設計が出来ない人が部品選びをしようとしても、正しい部品を選べるはずがありません。
そして、正しい部品選びの前提として、その家庭ごとの家計状況や諸々の事情や意向や希望があるのであって、それをスキップしての「正しい商品選び」なんてものは、存在するはずもないのです。

そもそも、私、この仕事を18年やっていて、「学資保険が必要ですね」なんて言った事、一度もありませんから。
そういうものなんですよ、正しいコンサルティングにおいては。

まあ、こうしたことも生命保険によくある「勘違い」の一つであり、そうした勘違いをなくしたいなと思う方は、私の3冊目の著書「生命保険 10の迷信」を読んでみてください。
今はPDFで無料で配布していますので、ご遠慮なくどうぞ。
お申し込みはこちらからどうぞ。

ということで、久々の「王道的生命保険コラム」でした。


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