今年の3月末日、私の誕生日をもって「適格退職年金」という制度が廃止になりました。

「いきなり難しい話か!」なんて心配はございません。
本題への前振りですから、短く、わかりやすくお話します。

この制度は、会社が退職金積立のために行うものですが、国税庁の承認によるもの。
いわば「国が認めた、代表的な退職金積立制度」だったのです。

それが廃止になった・・・。

廃止の理由は単純です。
ものすご~~~くわかりやすく言うと、「大赤字になっちゃって、これ以上続けると、さらに悲惨な状況になるから」。

「私には関係ない」と言う人もいるでしょうし、「確かにウチの会社、何年か前に退職金制度が変わった」と言う人もいるでしょう。
しかし、この出来事は、誰にとっても重要な、3つの意味を持っています。

1つ目。

適格退職年金は、「退職金は決まった額が確実にもらえるもの」という、多くの日本人が持っていた「過去の常識」の象徴とも言える制度。
それが廃止になったということは、この常識がもはや明らかに過去のものになったということになります。

2つ目。

「適格退職年金だけじゃないぞ。みんな同じなんだぞ!」ということ。
厚生年金基金だって、運用に苦しんでAIJなるところにお金を預けちゃった。
それで大問題になって、脱退する企業が続出しているのが現状です。
厚生年金基金がこうなんだから、厚生年金だって似たようなものですよ。
「厚生年金は別!」なんて言い張る人、もはや居ないでしょうね。

中小企業向けにも同じような制度があるけど、これなんかも、以前から都心部では脱退が加速していました。

ということは、国民年金だって、健康保険や雇用保険の財源だって、そして当然のことに、国家財政だって同じなのです。

崖に向かって行進するレミングの群れと一緒。
クラッシュに向けて着実に進行中なのです。

3つ目。

上の2つ目は、ものすご~~~く重大な問題だけど、残念ながら一部の国民が
騒いでも、もはや不可避の問題。
行く所まで行って「ガラガラポン」するしかないし、それが新生日本への決め
られた道筋なのです。

つまりは、衆議院の解散も政権交代も、所詮は大事の前の、ごくごくささやか
な小事。
はっきり言って、どうでもイイことでしかありません。
このニュースは議員様も5人ほど読んでくれているけど、わかっているのだろ
うから、気にせず書いちゃいます。

だからこそ、われわれ庶民にとって大事なのは、適格退職年金同様、個々の家
計も、もはや以前の考え方、以前のあり方のままでは継続できないということ
なのです。

そう、これが今回の記事の主旨になります。

私、18年間で1000世帯以上の家計を拝見し、家計のシミュレーション(キャッシュフロー表)を作成してきました。
その経験から言うと、資産家ではない一般家庭の場合、60歳まで会社に在籍することができたとしても、以降に収入が途絶えた場合、ほとんどの家庭において、65歳近辺で「貯金ゼロ」の状態になってしまうのです。

資産ゼロ・・・つまりは家計破綻ですよ。
もちろん、住宅ローンの返済など、到底できません。
事実、60歳を過ぎてから、それまで自分の家だと思っていた住居から追い出されてしまう「ローン難民」が急増中なのです!

しかも、制度の変更で退職金は減っているし、税金は増える。
さらには、近い将来、年金額は大幅に下がるし、福祉は低下するし、医療費も上がるでしょう。
今よりはるかに厳しい現状が待っていることになります。

これが現状に対する正しい認識なのです。
従って、5年ぐらい前の常識のままに家計を考えていたのではマズいわけですよ。
ところが、5年前、10年前どころか、親の世代の常識のままの人が多い・・・。
これでは完璧にヤバいわけです。

では、どうすればよいのでしょうか。

まず、基本は「収入減の複数化」です。
「節約」なんてのは、過去の常識。
そんなものは、次回の選挙同様、焼け石に水でしかありません。
それよりも、収入源を複数にし、収入額を増やすことの方が、はるかに優先順位が高いのです。

でも、それを認識して、行動できているご家庭、ごくわずかしかないでしょ?
あなたはどうですか?
ちゃんと行動できていますか?

私は、数年前から、「収入源は3つが基本」と言っています。
コンサルティングを受けて下さった方々、そうですよね。
給与所得世帯なら、ご主人の会社からの収入、奥様が起業しての収入、そしてご主人あるいはご夫婦での副業。
この3つが家計の基本になります。

「ご主人様、あるいはご夫婦での副業」については、ご主人様が会社以外からの収入を得る経験をしておくことに主眼があります。
それが「終身雇用、退職金はもらえるもの、会社は存続し続けるもの、年金はもらえるもの」という前提がすべてなくなった今の社会においては、非常に重要になります。

そして、奥様が起業しての収入。
「扶養控除範囲内のパートによる100万円」なんてのは、はるか昔の常識です。
そういう古臭い感覚は、もはや全~然通用しませんからね。
子供の年齢に関係なく、きちんと起業して収入を得ることが必要になっています。

「一般家庭の収入源は3つ。それを準備しないと生活できない!」

これを広く言わなきゃイカン!と思ったので、休刊状態だった「FP救急隊ニュース」も復刊させました。

でも、言っても本気に受けとめない人が多いのですよ。
何の行動もしない人はさらに多い・・・。

「FP救急隊ニュース」は、約5000人の方に配信されています。
費用はほぼゼロ円。
一瞬で配信されます。
北海道から沖縄、ニューヨークと香港とイギリスにも配信されています。

親の世代に、こんなこと、考えられました?
家計に対する考え方も、同じように変化しているのです。
基本的な思考を変えられないままだと、大変なことになりますよ。

そうした状況を強く感じていましたので、私、まずは「女性のための起業支援メニュー」を準備しました。
女性は勘が鋭いのでしょうね。今年になって、起業に関する相談が急増してい
ました。
そして、このページを見て下さっている方は、圧倒的に女性の方が多いので、告知させていただきます。
時間が掛かりましたけど、必要かつ重要だと思ったので、念入りに準備いたしました。

メニューの一覧はこちらです。

ということで、本日、久々に「FP救急隊ニュース」を配信いたしました。
以前同様、メルマガとしてはとっても長いものになりました。
しかし、所詮は雑誌記事の2ページにも満たない量ですし、こうでなくては私のニュースではありません。

今後も気にせず、たくさん書いて、そしてきちんと配信させていただきたいと思っております。

ご登録はこの下から。
皆様、よろしくお願い申し上げます。

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